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お節料理を作るか、作らないか

12月も終わりが見えてくると、毎年のように悩むのが「お節料理、どうする?」問題です。
作るのか、買うのか、そもそも用意しないのか。年末の忙しさも相まって、決断はなかなか重たいものです。

そんな中、先日うちの母が言い放ちました。
「お節料理には“おせち年齢”ってものがある。三十代四十代しか作れん!」と。
なるほど、確かに…と思ってしまったのが悔しいところです。

振り返ってみると、私自身もちゃんとお節を作っていたのは三十代まで。
あれこれ段取りを考え、数日かけて仕込んで、重箱に詰める。
今思えば、あれは体力と気力と時間に余裕がある時期だからこそできたのかもしれません。

とはいえ、お節料理は一つひとつに意味や願いが込められていて、その由来を知るとやはり面白いものです。
黒豆は「まめに働く」、数の子は「子孫繁栄」、田作りは「五穀豊穣」。
どれも、健康で穏やかに生きていきたいという、ごく当たり前で切実な願いばかりです。

最近は「無理をしない年末年始」が少しずつ受け入れられるようになりました。
全部手作りでなくてもいい。
食べたいものを、食べられる分だけ。
それもまた、今の時代に合った過ごし方なのだと思います。

お節を作らない理由が「怠け」なのか「知恵」なのかは、正直よく分かりません。
でも、年の区切りに少し立ち止まって、食べること、体を労わること、無理をしないことを考える。
それだけでも十分、意味のある年末なのではないでしょうか。

皆さまもどうぞ、食べ過ぎには気をつけつつ、よい年越しをお迎えください。

よく噛んで味わえることも、年末年始を楽しむための大切な健康のひとつですね。