この暑さ、歯にも油断禁物──猛暑と虫歯と週間予報と
毎日、うだるような暑さが続いています。
ここ新潟市も連日35度を下回らず、しかも雨がほとんど降っていません。
ニュースでは連日「稲の高温障害」「水田に水がない」「地下水を田んぼにひいてる」といった話題も流れ、日本の穀倉地帯(?)に住む者としては気が気でない日々ですね。
そんな中、診療室で患者さんたちと話していると、みなさん口をそろえて「週間予報ばっかり見てますよ」と笑いながら教えてくださいます。
「今週は木曜がから雨だって」「でも昨日までは水曜が涼しいって言ってたのに…!」
最高気温と最低気温の数字に一喜一憂しつつ、まるで天気予報のオッズを追う競馬ファンのような熱量で情報交換がなされています。「火曜から雨だって!先生庭の水やりお休みだね」と、うちの医院のささやかな庭の植物たちを気遣ってくださる患者さんもいらっしゃいます。
そして話題は自然と「熱中症が心配でねぇ」となり、そこから「水分はしっかり摂らないと!」という結論に至ります。
もちろんそれは大正解なのですが──
ここで少しだけ歯科医として気になることもあります。
それは、清涼飲料水やスポーツドリンクの摂取量の増加と、虫歯のリスクです。
暑さの中、冷たいジュースやイオン飲料がしみわたる…これは誰しもが感じる夏の「小さな幸せ」ですが、問題はそれが“頻回”になること。
少しずつ、少しずつ糖分や酸が口の中に入り続けることで、唾液の自浄作用が追いつかず、歯が溶けやすい状態が長く続いてしまうのです。
とはいえ、熱中症のリスクは命に関わること。
「水かお茶にしなさい!」と声高に言いたいわけではありません。
まずはしっかり水分を補給することが第一です。
ただ、できれば「飲んだあとはお口をゆすぐ」「寝る前はジュースを控える」など、小さな工夫で歯も守れることを、頭の片隅に置いていただけたらと思います。
まだまだ暑さは続くようですが、8月6日ごろからはようやく最高気温も32度前後に落ち着き、時おり曇りや時雨の予報も。
今後の天候が稲にとっても、人にとっても、少しでも優しくありますように。
規則正しい生活と、ちょっとした気配りを忘れずに、皆さん一緒にこの夏を乗り切っていきましょう。